理想のミッドレンジ

 自ら理想形のスピーカー・システムを目指して製作した「STS-Limited」に採用したユニットの候補には数年の期間をかけて選考をしてきた。

 結果、スピーカーの中核となるミッドレンジには、「Scanspeark 18WU/4741T00」が選抜され、そのユニットの性能を最大限に活かすためにミッドレンジ用の石材による消音管型エンクロージャーとしてストーン・チューブを設計・製作をした。

Stone Tube

 ストーン・チューブが完成後、「Scanspeark 18WU/4741T00」を搭載してチューニングを始めたのであるが、せっかく製作をしたストーン・チューブなので、ユニットの選考過程で次点となった「Accuton C173-6-096E」についてもバッフル板を製作してストーン・チューブに搭載して比較試聴をしたところ、評価が逆転したのであった。

18WU-1.jpg

 「Scanspeark 18WU/4741T00」より評価が上がった理由については、ユニットの選考過程で使用していたバッフル板はMDFを使用した環境での評価であったので、石材の付帯音の少ない環境に変えたことで評価が変わったものと考えている。

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 Accutonのユニットは、大変トランジェントが高いユニットであるが、下手な使い方をするとセラミック特有の硬質なサウンドになる傾向があるが、ストーン・チューブのエンクロージャーでは、付帯音を抑える結果が評価の逆転した要因だと思っている。

 しかし、「AccutonC173-6-096E」は、T/Sパラメーターによるシミュレーション特性表のとおり、500Hzを境にSPLが下がり始めるので、止むなくウーファーのクロスオーバーを300Hzまで引き上げてバランスを取っていた。

ユニット特性

 幸いストーン・ウーファーの「Accuton-AS-250」は、アルミのハニカム・コーンで上限を300Hzまで引き上げてもウーファーのもたつきもなく反応速度の劣化は感じさせない中低音を奏でてくれる。

 しかし、ストーン・チューブの開発コンセプトは、ミッドレンジの再生下限を100Hz前後までほぼフラットで再生させることで、ウーファーのポートから出てくる逆相の中音域を極力下げることをコンセプトにしていたのであるが、「AccutonC173-6-096E」では、当初の開発コンセプトを達成出来ていないことが今日まで負い目になっていた。

 しかし、今年導入したTRINNOVによる音響補正で「Scanspeark 18WU/4741T00」のユニット構成によるシステムの評価が再び逆転することになったのである。

 すなわちTRINNOVによる音響補正をしないスピーカーシステ厶の基本性能はAccutonシステムが優位だが、音響補正をかけるとScanspearkシステムが優位になるという結果になったのである。

STS-Limited-Scanspeark.jpg

 Scanspearkシステムは、Accutonシステムと比較して300100Hzまでの中低音に厚みが出て素晴らしい雰囲気と中高音についてもペーパーコーンとは思えないトランジェントも両立してジャンルの隔たりを全く感じさせない魅力的な演奏を聴かせてくれる。

 TRINNOVの音響補正によって、どちらのユニット構成の組合せもほぼSPLはフラットになる様にTRINNOVの逆補正フィルターで補正されているにもかかわらず、かなり中低域の厚みに違いが出るのである。

 これをユニットの違いといえばそれまでだが、TRINNOVは、スピーカーの基本特性をリスニング・ポイントで計測をしてSPL等をフラットに補正する逆補正のフィルター特性を生成するが、その逆補正特性にどこまでスピーカー・システムが忠実に反応できるかで結果が異なるこということである。

 すなわち「AccutonC168-6-096E」は、500Hzから音圧が下がる特性なので逆補正フィルターの通りのに反応ができず、「Scanspeark 18WU/4741T00」は100Hzまでフラットに再生できるポテンシャルがあることから、逆フィルターにより正確に補正後の特性に補正することが出来たことが評価が逆転した要因であるといえる。

 

 TRINNOVは素晴らしいポテンシャルを持っているが、リスニング・ポイントで最適な特性になるように逆補正フィルターのパラメーターを生成してイコライジングするが、実際にリスニング・ポイントのサウンドが補正後の特性になっていることを保証するものではないことから、結局スピーカーの基本特性の優劣が問われることになるということである。

TRINNOV-Scanspeark.jpg

 今回の逆転結果は、スピーカーの基本特性をおろそかにして、TRINNOVに任せて補正による効果を期待しても、基本性能が劣っているとTRINNOVの補正後の特性にはなっていないことを実証した結果だと思っている。


 そんな実情から、ここ2年ほどAccuton製のミッドバスで100Hzまでフラットに再生できるユニットの登場を望んでいたが、1年ほど前に期待の新ユニット「C168-6-890」というCELLコンセプトのモデルが発表され、そのT/Sパラメーターからストーン・チューブでほぼ100Hzまでフラットに再生できるモデルであることが判明していたのであるが、その期待のモデルがようやく輸入可能となり先般拙宅に届いた。

C168-6-890-1.jpg C168-6-890-2.jpgC-168-6-890

 各ユニットのT/Sパラメーターによる特性表を掲載した通り、AccutonC-168-6-890」は、小生の求めている理想の特性を示しており、いよいよ「STS-Limited」から「STS-Ultimate」ヘのバージョンアップに相応しいユニットが揃い、これからバッフル板の製作の検討に入りたいと思っているが、既に「STS-Ultimate」と評価出来るまでに高次元のサウンドを奏でているだけに、そのサウンドを凌駕することはかなり難しいことも想定されるとも思っている。


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大阪ハイエンド・オーディオショー2019の感想

大阪ハイエンド・オーディオショー2019に行ってきた。

 ドイツAccutonブランドのファンとしては、オールAccutonユニットで構成されたエストニア製ESTRONというスピーカーメーカーのトップモデルFORTAを聴いておきたかったからである。

 

 ショーは3日間開催されていたが、今年は2日目の1日のみ主なブースを聴いて回った。

 その中で注目したのが、AXISSのブースで演奏されていたFYNE Audioのスピーカーである。

 FYNE Audioは、スコットランドに拠点を置き、TANNOY30年も在籍していたテクニカル・ディレクターのDr. Paul Mills氏を中心としたメンバーが起業したメーカーで、発売と同時に人気が出たことから短期間にいくつもの価格帯のラインナップを揃え、日本には昨年進出したブランドである。

 TANNOYの伝統的な2Wayコアキシャル・ユニットと同様のコンセプトのユニットを搭載し、スピーカーの底面に四方ヘ開放されたポートを持つユニークなポート構造を持っている。FYNE-Audio-1.jpg

 小生もタンノイのオートグラフなども使ってきたが、ユニットのコンセプトとしては、その延長線上にあるユニットであるが、ネオジウム・マグネットや特別なエッジを採用し、振動板も様々な点を改善するとともに、エンクロージャーについてもバッフル回析を重視した形状を採用している。

 その成果があって、従来のTANNOYのスピーカーでは聴けなかった抜けがよく、明るいサウンドを再生することから、しばらくそのサウンドに魅了されて2時間くらいブースを離れられなかった。

 一番廉価なモデルは、ペアでも10万円を切るが、その廉価なモデルを2,000万円近いFMのプリとパワーアンプでドライブする場面があったが、とても小型スピーカーとは思えないサウンドには驚かされた。FYNE-Audio-2.jpg

 ここ数年、ひと昔前の小型スピーカーでは、ありえないほどリアルなサウンドと低音再生についてもボイスコイルのロングストロークへの対応で驚くほど低いレンジもカバーできるようになった。小生はその改善の背景に音響解析技術の進化が大きく貢献していると思っている。

 しかし、小型スピーカーでは80Hz以下の重低音再生には限界があるので、低音を補強すべくウーファーを追加したラインナップも多くあるが、せっかくの中高音の良さを壊しているモデルも少なくない。その意味でこの上質な中高音の良さを損なわず、さらに良さを改善するレベルの重低音再生には、依然として相当なコストをかけないと実現できないと感じさせられた。

 FYNE Audioのミドルクラスの製品も残念ながら、折角の中高音の良さを損なっているように感じた。

 最後に広い会場で、今回のショーで試聴を期待していたエストニア製ESTRONのトップモデルFORTAの演奏を聴いた。ESTRON.jpg

 大理石の粉末を樹脂で固めて整形した大型のエンクロージャーにトランジェントの高いオールAccutonのダブルウーファー構成ということもあって、広い会場でもダイナミックでプレゼンスを伴ったサウンドを聴くことができたが、低音の質に関しては、拙宅で使っているAccutonAS-250のトランジェント良さを発揮できていないとの感想を持った。

 日本ではあまり知られていないがエストニアでは、ESTRON以外にもマルチアンプ構成の超弩級スピーカーを製作しているメーカーもある。

 いずれにしても昨今、再生音楽の要となるスピーカー・システムは、サウンドの良さといい、デザインの良さも含めてヨーロッパ・メーカーの独壇場になっている感がある。


ラグジュアリーなMyu邸のオフ会

  Myuさんとは、ドイツThiel&Partner製のAccutonユニットのユーザー仲間として、かなり以前からブログ上で交流があるなかで、昨年の6月には千葉のゴンザエモンさんと共に拙宅のSTS-Limitedを聴きに来られて初めてお互いに面識を持ったメンバーである。

そして、STS-Limitedに搭載したウーファーであるAccutonの新型ウーファー「AS-250」のポテンシャルに共感されたMyuさんは、その後に同じユニットを購入されたであった。

 ユニットを購入後、かなりの時間をかけてエンクロージャーの構想を練られ、先般ようやく自らエンクロージャーを製作され、ようやくウーファーの音出しが出来る運びとなった。

 まだエンクロージャーの外装は、これからの段階ではあったが、早速にゴンザエモンさんからMyu邸へ12日のオフ会への招待メールが届いた。

 ゴンザエモンさんは、Myu邸を定期的に訪問されてきたようだが、小生は初めての訪問であったが、いつかは訪問したいと思っていたこともあって、早速に訪問日程の調整に入った。

 Myu邸は伊豆半島の伊東にあり、周辺が森林のような立地の別荘地で、オーディオのオフ会だけではなく、近場の天然温泉に入って、ワインを飲みながらイタリアンを食して好きなアルバムを聴くという、まさにラグジャリーなオフ会に参加させていただいた。

 初日は京都から新幹線の熱海駅で下車してからJR線でゴンザエモンさんと合流して伊東駅に到着してMyuさんが迎えに来られていた。

Myu邸に向かう途中、3人でランチを済ませてからMyuさんのリスニング・ルームに案内して頂いた。

いつもブログで拝見している定在波の軽減に適したユニークな太鼓型エンクロージャーが迎えてくれた

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太鼓型エンクロージャーは、ブログで拝見しているより立派な作りで、中太鼓位のしっかりとした大きさであった。

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到着後、早速にPCオーディオのスペシャリストであるゴンザエモンさんがPC上にNASサーバーを構築して、直ぐにネットワークオーディオ環境が出来上がった。 

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 早速にそれぞれ持ち込んだアルバムを聴かせて頂いたが、一聴して普段聴き慣れたAccutonサウンドで、バランス的にも違和感を感じさせないサウンドが鳴り始めた。

 全体に吸音がなされて天井高も高くて平行面のないリスニング・ルームは、拙宅に比べて圧迫感のない印象で、拙宅ではここまでストレスのないサウンド再生は難しいと思わせるサウンドであった。

 小生の最大の関心事は、やはり拙宅のストーン・ウーファーで採用したウーファー・ユニットであるAccutonAS-250が強固な30mm厚のフィンランドバーチで製作された密閉型のエンクロージャーで、どのような低音を再生してくれるのかということであった。

 Myuさんが製作されたウーファーは、80Hz以下を受持つサブウーファーとして設定されていたが、持ち込んだ低音確認用のアルバムも予想通り、充分な重低音再生を聴かせてくれた。

 エンクロージャーの素材が、石材か硬い木材の違いまでは評価を出来なかったが、AS-250のポテンシャルは並外れたポテンシャルを持っていることは確かであることを充分に確認できたと思っている。


 初日の夕方になってから近場の温泉に行って温泉に入ってから、徒歩で行ける小洒落たイタリアンレストランでゆっくりとディナーをいただいた。

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 別荘地の森林を通って戻り、再びお気に入りのアルバムを聴いたり、多分、この3名でないと通じないくらいのオーディオ談義に熱が入り、気が付いたら深夜2時を過ぎていたので、話も切り上げて就寝することにしたのであったが、Myuさんもブログで感想を述べられている通り、多くのオーディオファイルの中でも、これほどに音楽の嗜好やオーディオに関するアプローチやサウンドの指向も近いメンバーは、希ではなかろうかと思う。

 翌日は、Myu邸周辺の別荘地近くの「一碧湖」周辺を散策してから、すてきなコーヒーカップが沢山コレクトされたコーヒーショップで朝食をとった。

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 朝食後2日目のオフ会を昼過ぎまでしてから、これまた近くの蕎麦屋さんで昼食を済ませてから帰路の準備に入った。

 いままで様々な場所でオフ会をしてきたが、今回のように森の中に立地したラグジャリーな雰囲気のオフ会を初めて経験をさせて頂いて改めて、今回お誘いをいただいたゴンザエモンさんとお世話になったMyuさんに感謝申し上げたい。

来年の季節が良い頃に、Myu邸の周辺環境には及ばないが、京都にて新型AccutonCELLユニット(C168-6-890)を搭載したSTS-Limitedの最終形となるであろうSTS-Ultimateの試聴をメインとし、ちょっとラグジャリーなオフ会を企画してみたいと思っている。


オーディオ史の後編

 永年格闘してきた、JBL-4350Aから、様々なホーン・システムやダイレクトラジエーター型ユニットの試聴を経て、現在の完全オリジナル・ストーン・スピーカー(STS-Limited)の製作に至った経緯を記事にまとめました。


MJ2019年11号-1(縮小版) 

 

 20068月号の「HiFi追求リスニングルームの夢」No.496号に掲載されてた以降の13年間にわたる取組みを小生のオーディオ史の後編として簡潔にまとめることができたと思っています。


 詳細は、MJ「無線と実験」11月号を購入して「HiFi追求リスニングルームの夢」No.606号をご覧いただければ幸いです。


20068月号掲載時のブログ記事】

https://audio.fc2.net/blog-date-200608.html#container


TRINNOVのポテンシャル

TRINNOVが真価を発揮しはじめた。

 残る課題であるオーディオ・ルームの定在波軽減対策として、TRINNOVの優れた音場補正機能に期待して導入した「ST2-HiFi」も導入後3ヶ月が経過した。

 

 2年程前にST2-HiFiを借りて試聴した際には、すぐにサウンドが向上し、その補正機能のポテンシャルに驚かされたのであるが、あれから2年近くの時が経過し、STS-Limitedのドライブ環境のレベルアップで基本性能も相当に改善されたこともあって、「ST2-HiFi」の導入後、直ぐには効果を発揮させることができなかった。

 導入後、様々な設定を試して補正範囲を200Hz以下の低音域に補正を限定して、ようやく導入効果を実感できる様になったのであるが、フルバンドの補正では高域がきつくなり、良い結果が得られなかったのである。

 

 そんな中、8月の上旬にオーディオ・ルームのエアコンが故障をして、その取替工事でスピーカーの移動が必要となり、その移動に伴って音響計測をやり直すことにしたところ、計測マイクの高さを設定していたゲージの表示が、リスニング・ポイントにおける耳の位置より10cm高いことが判明した。

 TRINNOVは、計測位置の違いにによっては、かなり敏感に変化することは分かっていたが、耳の計測位置が10cm高く設定されていたことが判明した。

 この計測位置の10cm差がどのような変化が出るのか不明であったが、試聴を始めてかなり印象が良くなっていることが実感できた。

 計測ポイントの変化によって、当然に逆補正のパラメータも変化しすることで、フルバンドの補正がもっとも自然な印象に変化したのであった。

 この結果は、如何にTRINNOVが正確に計測し、逆補正のパラメータを生成しているかの証ともいえるが、改めてポテンシャルの高さを認識させられた。

TRINNOV画面

計測した特性は、今までと大きく変わるようには見えないのであるが、STS-Limitedは僅かな変化でも大きくサウンドが変化するので、まさに補正後のカーブの通りのフラットなバランスを実感できるサウンドになった。

 STS-Limitedの高い基本性能に加え、オーディオルームの音響補正効果も加わって、現状では、もうこれ以上の改善は考えられないサウンドレベルに到達したと実感している。

 この音響補整のモードで、早速に「T」さんに試聴を願ったが、「高い鮮度はそのままに低音の厚みも増して万人受けするサウンド」との評価を得た。

まだまだ導入後、日も浅いことから、より一層に計測上の精度に注意を払い、まだまだ試せていない機能もかなりあるので、スピーカーの基本特性の向上にも配慮しながら、TRINNOVとのコラボレーションを追求してみたいと思っている。




オーディオ史

 20052月から実に14年間も掲載してきたヤフーブログも来月から更新が出来なくなる。
今年いっぱいで、他社のブログに移行しない限り、せっかく掲載してきた記事もアクセスできなくなることは大変残念なことである。
 まだ、他のブログ移行先や今後については決めかねているのだが、今まで投稿してきたブログ記事は、ほぼオーディオのテーマに限定してきたことから、まさに14年間の小生のオーディオの史が綴られているといっても過言ではない。
 ダブル・ウーファーズの掲示板時代を経て個人のブログ掲載に切り替えてから始めたヤフーブログであったが、この間に多くのオーディオ・ファイルとの交流や出会い、それに頂いたコメントは大変貴重なものである。
 
すでに他のブログに移行されたケースを見ていると、過去の写真がうまく表示されていないケースも散見され、何よりもブログに寄せられたコメントは一切、継承されずに全て削除されてしまうことは実に忍びないこともあり、ブログへのアクセスが可能な今のうちに、小生のブログの記事、画像に加え、頂いたコメントも全て、WORDのドキュメントとしてバックアップすることにした。掲載した記事や画像、コメントの総ページは千数百ページにも及んでいる。
 この様な機会でもないと14年間にも及ぶ全ての記事に目を通すことはなかったであろうが、自身でも驚くというか呆れるほどに多くのテーマでオーディオに取組んで来たものだと改めて感心させられた。そして、この個々のテーマの取り組んできたHiFi追求の成果が、まさに現在のシステム構築と結果に繋がっていることは、色んな意味で充実したオーディオ史を歩んできたものと実感させられた。
 
 こんな中、先月、突然にMJの桂川さんが拙宅へ取材に来られた。姫路方面の取材予定先がキャンセルになったとのことで、折角、関西方面の出張機会で、急遽、拙宅の訪問取材を思いつかれたことでアポイントをとられたとのことであったが、これには何かの縁を感じるとともに、拙宅を選んでいただいた桂川さんにも感謝を申し上げたい。
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  20068月号に「HiFi追求リスニングルームの夢」No.496に掲載頂いて以来、元号も変わった令和元年の11月号に、再び現在のシステムを紹介いただけることになった。
 前回は、丁度JBL-4350Aをデジチャンによる4Wayのフルマルチに取組んだ頃であったが、今回は、2度目の掲載でもあるので、この13年間の変遷として現在のシステムに至った経緯を掲載頂けることになった。
小生も今年、古希を迎え、再び「HiFi追求リスニングルームの夢」への掲載やヤフーブログの閉鎖などの機会を受けて、結果的に半世紀近く取組んできた自身のオーディオ史をまとめる良い機会を得たと思っている。

リスニング・ルームの音響補正

 リスニング・ルー厶の閉じられた音響空間においては、その部屋のサイズや建物構造などによって様々な音響上の歪が生じる。
 その代表的なものとしては、定在波や反射音、残響、構造体による共振・付帯音などがあり、無響室でない限り、一般的なリスニング・ルームでは、それらの複合音として再生音楽を聴いていることになる。  
 リスニング・ルームに求められる基本特性を向上させる為のルーム・チューニング材も多く登場している一方で、リスニング・ルームで発生する音響上の歪みを総合的に逆補正することを目的とした音響補正用オーディオ機器がある。
 この音響補正用の代表的な機器といえば、一昔前はトーン・コントロールやグラフィック・イコライザーであったが、今日では、DSPを活用したデジタル・フィルターによって音響上の補正するのが一般的になってきた。
 特にプロサウンドの世界では、今やDSPによる音響補正機能の活用・搭載は不可欠とも言える技術で、この技術の進化のお陰で、ライブコンサートや狭いカーオーディオの環境でも、いい音を聴く上で大きな恩恵を受けていると言える。
 この音響補正用機器は、リスニング環境で生じるアコースティックな歪だけだはなく、オーディオ機器の信号処理やスピーカーの周波数特性、位相変化など、原音再生における阻害要因を逆補正するのが目的である。
 その補正機能については、様々な歪みの状況を正確に把握する音響アナライザー技術と的確な補正をするためのイコライジング・フィルター技術の両面で評価する必要があるが、その手法についてはかなりの違いがある。
 コンシューマ・オーディオの分野では、AccuphaseDGシリーズ、オーストラリア製DEQX、フランス製TRRINOV、アメリカ製Dirac Audioなどの音響補正機器があり、小生も15年以上前から機会を捉えて様々な機器を借りて評価してきた。
 しかし、新たに開発したスピーカー・システムである「STS-Limited」以前のシステム環境では、何故か改善効果を実感するまでには至らなかった。
 音響空間やオーディオ機器で生じる歪を改善しているにもかかわらず、芳しくない評価になる原因については、以前から2つの要因があると考えてきた。
 一つには音響補正にはイコライザーのフィルターで、かなりの補正をかけることによって、その補正フィルターで群遅延歪が増大することから、効果と副作用の両面で評価する必要があること。
 もう一つには、補正の大半が200Hz以下の定在波の補正に加えられることによって、ウーファーへの過大なブーストアップが伴うが、その結果、低音の暴れと付帯音が増加し、ブーミーな低音が強調される側面があることと感じてきた。 
 そんな思いから、低音の付帯音がストーン・ウーファーによって大幅に減少したことを機に、定在波対策の効果を期待して再度、音響補正機器を試すことにしたのである。
予想したとおり、以前の評価とは様変わりの高評価となったことは、当ブログでも報告したとおりであるが、この結果を得て、スピーカーのレベルアップでは解決できない音響空間上で発生する課題を軽減すべく、TRINNOVST2-HiFiを導入することにした。
チャンデバ機能については、減衰スロープの96dB/octへのこだわりとS/N比の確保を考え、今まで通りAccuphaseDF-65を使うこととした。TRINNOV導入後、2ヶ月近くになるが、この間に様々な設定を試してきた。
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 このテーマで前回にブログで報告した以降に、パワーアンプの更改やツィータのレベルアップも行い、基本性能もかなり向上したこともあって、TRINNOVの導入前のサウンドを凌駕するのにはかなりの試行期間を要する結果となった。
 全帯域を補正することにこだわると、軽度な補正に限定しても群遅延増大の影響なのか、良い結果が得られなかった。
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 様々な試行錯誤の結果、補正前後の特性画面では大きな違いはないようにみえるのであるが、200Hz以下の定在波領域のみを±5dB程度補正することで大きく臨場感が向上することになったのである。
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 永年、臨場感の改善には中高音が基本と考えてきたが、「STS-Limited」の完成による低音域の改善で、臨場感が大きく向上することを実感してきたが、TRINNOVによるリスニング・ルームの定在波の補正でも改めて実感させられることになり、改めて低音再生の重要性を認識させられる結果となった。
 200Hz以下のリスニング・ルームの定在波の影響を受ける低音域のみの補正だけで、大太鼓などの低音再生の力感が増し、実にリアルな低音を聴けるようになった。TRINNOVは実に多機能な設定が出来るので、今後も引き続きポテンシャルを引き出せるように使いこなしてゆきたいと思っている。

ツィータのレベルアップ

 今まで使用してきたツィータは、ドイツのTheil& Partner社製25mm口径のダイアモンド・ツィータ「BD25-6-034」であったが、それを、セル・コンセプト仕様の30mm口径「BD30-6-458」に変更した。
 
BD25-6-034」の25mmダイアモンド・ツィータは、過去のユニット選別過程で、Scanspeakのベリリューム・ツィータに選抜で負けた経歴をもつユニットであった。
 
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 しかし、ユニットの選抜評価段階で使用していたのは、MDFのバッフル板に固定していたので、現在の6kgもある石材のツィータ用ベースに装着した環境で真価を発揮しはじめ、結果的にScanSpeakのベリリウム・ツィータから主役を奪還したのである。
 
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 BD-25は、ユニットの形状からも分かるように、樹脂製のハウジングに収まっており、そのハウジングの共振は質量の大きい石材のベースに取付けることで、ユニットの固有音が消え、ダイアモンドならではのトランジェントの高い高音域が聴けるようになり、評価を上げることになったと思っている。
 ツィータについては、ユニットの制震を配慮しないことが少なくないが、ツィータについても、改めてユニットを収める環境の重要性を認識する結果となった。
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 近年、Theil & Partner社は、セル・コンセプトという仕様で、マグネットの強化と共に振動板の駆動方法の見直しなどが行われ、ツィータの形状についても、かなり小型化されるなど、大きく仕様が変わったこともあって、いつか、「STS-Limited」へ採用したいと考えていた。
 
 BD-30になって振動板の口径が25mmから30mmになったことで、クロスオーバー周波数も1,800Hzまで下げられるので試聴をしてみたが、やはりダブル・ネオジウム仕様でツィータの能率もトランジェントが、良くなったことから、現在のミッドレンジとのコラボではレスポンスがツィータに追いつかない印象になることもあって、結局、BD-25のときと同じ2,500Hzに設定して使うことにした。
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 2,000Hz以下でバランスを取るには、さらなる強力なミッドレンジへのレベルアップが必要であろうが、その強力なミッドレンジは、既にT/Sパラメーターも公表されており、あとは輸入が可能になり次第、新たなミッドレンジのユニットを採用したいと思っている。
 そのミッドレンジを搭載の暁には、現在のストーン・スピーカー「STS-Limited」は、「STS-Ultimate」に命名変更する予定で、スペック的にも当初の開発コンセプトも完全に達成できるとものと期待をしている。
 
 今回、ツィータの変更に伴うチューニングは、先般TORINNOV-magnitudeの解析で把握した「平均音圧法」によってシステムの計測と調整をやり直してセッティングをした。
 この「平均音圧法」によるチューニングによって、計測・調整の完了とともに、ほぼ納得できるサウンド・バランスに纏めることができたのである。
 ツィータをBD-30に変更して間もなく、Tさんにこのバランスで評価をして頂いた結果、ツィータの音圧を0.8dB下げることで、さらにベスト・バランスになるという評価で落ち着いた。
 ±1dBまでは「平均音圧法」の誤差の範囲といえるもので、この調整方法の妥当性が、今回のユニット変更の機会を捉えて、自他共に確認できたものと思っている。
 永年、マルチアンプ方式の音圧調整を試聴用音源による聴覚による調整に頼ってき来たことを考えると、このバランスの可視化による音圧の最適化手法は、極めて大きな発見であると思っている。
 
 Tさんもわずか、0.8dBの見直しで、これ程に音楽表現が変わることに驚かれていた。
 
 この翌日にTRINNOV ST2-HiFiが我が家にやってきたが、充分補な能力を発揮させる状況に至らならない段階で、ダブル・ウーファーズの幹事長であるリベロさんが拙宅を訪問され、先日、発売された「Analog」誌をプレゼントして頂いた。
 
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 STS-Limitedを聴いていただいた感想は、リベロさんのブログの通りであるが、TRINNOVをオフにしたサウンドでも充分なサウンドを実感していただけたものと思っている。
 今後、TORINNOVについては、拙宅のリスニング・ルームにおいて、最適な補正テクニックを探り、別の機会に結果報告をしたいと思っている。

真鶴邸 訪問

 New Fujiyama お披露目の5月26日に訪問の予定をしていたのだが、多くの参加者が見込まれていたこともあり、「遠路から音源を持ち込んでも、ゆっくり聴いていただけける時間がとれないでしょう」とのリベロさんの配慮もあって、10日のステラさんの持ち込みバッテリー電源「Stromtank」のデモ日にダブル・ウーファーズとも交流のあった京都在住のTさんとともに、リニューアルされた真鶴邸を訪問させていただくことになった。
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真鶴には、20079月に初代Fujiyamaのタイムアライメントを調整すべく訪問させていただいて以来、12年ぶりの再訪問となった。
前回訪問時から、リスニング・ルームもFujiyamaのスピーカー・ユニットやホーン構成も大きくリニューアルされており、この大型のスピーカー・システムをTRINNOVALITITUDE」が、どの様にサウンド・バランスをまとめているかも期待しての訪問であった。
 
到着後、いつもハイエンド・システムを聴かせて頂く時に持ち込んでいる様々なジャンルの音源をチョイスして聴かせて頂いた。
久しぶりに聴かせていただく、このクラスの大型ホーン・システムは、広くて開放的な空間も相まって、拙宅のように市街地で密閉されたリスニング環境と異なり、予想した通りゆとりのあるサウンドを聴かせてくれた。
特にリベロ邸のリスニング環境は、窓から真鶴の海岸を眼下に見渡せる絶景の立地環境もあり、音楽鑑賞だけでは味わえないデラックスなリスニング環境は、なかなか味わえない理想的な雰囲気である。
 
サラウンド環境も含め、48枚もの振動板をもつNew-Fujiyamaの真価を発揮させるには、オーナーによる調整だけでは至難の業である。
TRINNOVという優れたサウンド・オプチマイザー・テクノロジーでもって、完成後間もない大型システムがリスナーを引き込む次元にまで纏まっており、その意味では、TRINNOV ALUTUTUDEありきのFujiyamaシステムと言っても過言ではない。
 しばらく、持ち込んだ音源で聴かせていただいた後に、ステラさんから持ち込まれた60kgもの重量がある大型バッテリー電源「Stromtank」のデモに入った。
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 商用電源から切り離されたTRINNOVや光カートリッジの比較試聴では、歴然たる導入効果が認められたものの、やはり300万を超える電源のレベルアップ投資には勇気が必要だろう。
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大型ハイエンド・システムのサウンドを堪能した後は、これまた滅多に味わえないハイエンドなグルメとお酒を振る舞って頂いた。
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眼下の真鶴海岸の絶景は、あいにくの雨でかすんでいたのが心残りであったが、リスニング環境も含めてハイエンド尽くしの一日を過ごさせていただいた。
 
リベロさんお世話になり、ありがとうございました。拙宅への訪問も楽しみにしています。

究極のチャンデバ調整法

 TRINNOV magnitudeのチャンデバ機能の検証では、設定したクロスオーバー周波数によって、ウーファー、スコーカー、ツィータ間の正確なタイムアライメントと共に、ユニット毎の最適な音圧調整を自動で設定するのを目の当たりにしたことは、既に当ブログに掲載したとおりである。
 
 小生はデジチャンにおけるウーファー、スコーカー、ツィータ等におけるユニット間のタイムアライメントの調整については、TRINNOVに勝るとも劣らない調整テクニックを習得してものの、適正音圧の調整については、未だに聴感に頼る状態で、TRINNOVの調整アルゴリズムを何とか解明したいところであるが、その手法については公開されていない。
そこで、magnitudeを借りたときに、Accuphase DF-65と同様のバターワース型のフィルター・タイプによる24dB/octの設定値で、TRINNOVが自動で計測設定したアッテネータの設定値をDF-65に移植しておいたので、推定できる計測手法でその結果を検証してみることにした。
 
 TRINNOVのアルゴリズムは恐らく、ウーファー、スコーカー、ツィータの各ユニットからピンクノイズを再生させ、リスニングポイントにおいて、その一定時間の平均再生音圧を計測し、その平均音圧が各ユニットとも均等になるようにアッテネータの設定をしているのではないかと推測をしたのである。
 
しかし、この一定時間の平均音圧を計測する手段が拙宅にはない。
平均音圧の測定には通常、騒音計が使われるが、一般的な騒音測定の規格には、低域、高域を減衰させたC特性といわれる特性で平均音圧を測定する規格になっているので、今回の計測目的のように、フラットな周波数特性による平均音圧の測定には廉価な騒音計では使えない。
そこで、フラットな周波数特性の平均音圧を計測出来る機材を調査する中で、PHONIC製のPAA3X ハンドヘルド型のオーディオアナライザーが使えそうであることが分かってきた。
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 最近このアナライザーはモデル・チェンジされ、フラットな周波数特性の平均音圧もキャリブレーションされた高性能なマイクが付属し、精度の高い計測ができそうなので調達することにした。
このハンディ・タイプのアナライザーは、以前からオーディオ・ファンにも知られた機材でもあり、昨年、スピーカーのレジェンドである佐伯多聞氏も拙宅の訪問時にもこの旧モデルを持参されていたのを思い出した。
 
PHONIC製のPAA3Xを購入後、DF-65に移植したmagnitude24dB/octの設定値で、各ユニットからピンクノイズを再生させ、リスニング・ポイントで平均音圧の計測をしたところ、小生の推測通り、ウーファー、スコーカー、ツィータとも、ほぼ同じ平均音圧を示したのである。
 この結果は、TRINNOVのチャンデバ機能における適正音圧の設定アルゴリズムが、各ユニットからの平均音圧を計測して設定していることを示していると言えるだろう。
 
 ピンクノイズの再生音圧は、結構な振幅の幅があるので、PHONIC製のPAA3Xの計測でもピークとボトムは無視して20秒間程度の平均音圧を計測することで、ほぼ適正音圧の特定が出来ることが分かってきた。
従来、リスニング・ポイントにおける周波数特性の計測によって、おおまかに調整してきたのであるが、数デシベルの凹凸があるので、大まかにアッテネータを設定して、あとは聴感で詰めるしかなかったが、平均音圧の計測による数値の可視化でほぼ、±1dBの範囲で設定値が絞れるというメリットは大きい。
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 また今回の計測手法で、リスニング・ポイントにおける、ウーファー、スコーカー、ツィータの平均音圧は、カットオフの減衰カーブによって大きく変化することも分かってきたので、この新たな計測方法によって、DF-6596dB/octによる平均音圧を計測して、アッテネータの値を再設定し、現在もその音圧バランスでの妥当性を確認すべく試聴を続けている。
このバランスで、さらに臨場感が向上する結果となったことに、正直驚いている。
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タイムアライメントの調整については、カメラのフォーカスのように一点しかピントが合わないのと同様に、適正音圧の最適値についても、一点しかないのではないかと思わせる程の変化なのである。
これは、付帯音が極めて少ないストーン・ウーファーをベースにした「STS-Limited」ならではの変化かもしれないとも感じるのである。
従来は、3Wayマルチであれば、3Wayのトーンコントロール感覚でアッテネータの値を調整してきたが、このような感覚は初めてで、楽器の質感だけでなく、臨場感までが1ランク次元が上がったような変化なのである。
 
 当初、リスニング・ポイントでの平均音圧の計測と最適化のアルゴリズムには、TRINNOVも高域については、数デシベル下げているのではないかとの推測もしていたが、そのような兆候はなさそうである。
何故ならリスニング・ポイントで、各ユニットの平均音圧を同一レベルにすると、一般的には高域がきつく感じるのではないかとの思いがあったからである。
従来、様々な音源の試聴で時間をかけて決定してきたチャンデバのアッテネータの設定値も、この新たに習得した「リスニング・ポイントにおける平均音圧法」の計測で、極めて短時間で適正な値に調整出来るようになったと思っているが、この計測方法で設定したサウンド・バランスで、もう少し評価を確かなものにしたいと思っている。
これで、TRINNOVの力を借りなくても、デジチャンの設定については、同等の設定をすることが出来そうであるが、オーディオ・ルームにおける定在波などの補整については、TRINNOVに頼るしかないだろう。

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Author:京都のまつ
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